セパレーターの選定と割り付け(ピッチ設定)には、確実な寸法計算と側圧計算が求められます。
1. セパレーター長さ(寸法)の基本計算式
標準的な丸セパ(B型)の場合、発注・加工寸法は次の式で算出します。
セパレーター有効長 = 設計壁厚 -(Pコンの有効埋設深さ × 2)
例えば、設計壁厚が200mmで、標準的なPコン(かぶり深さ25mm用=全長50mm、有効埋設深さ25mm)を使用する場合:
200mm - (25mm × 2) = 150mm となり、長さ150mmのBセパを選定します。型枠合板の厚み(12mmまたは15mm)やフォームタイの掛かり代はPコン側のボルト長で調整されるため、セパ本体の長さは純粋なコンクリート躯体内寸法から逆算します。
2. コンクリート側圧とセパ割り付けピッチの決定基準
打設直後のフレッシュコンクリートは液状として振る舞うため、型枠下部ほど大きな側圧(最大で $P = \gamma \cdot h$、単位体積重量 $\gamma \approx 23.5\,\text{kN/m}^3$)がかかります。日本建築学会(AIJ)の型枠構造計算指針に基づき、セパレーターにかかる引張応力が許容耐力を超えないピッチで割り付けます。
- 下段部(型枠下部から1m程度):最も側圧が高まるため、縦ピッチ・横ピッチともに300mm〜450mm間隔で密に配置。
- 中・上段部(打設天端付近):側圧が減少するため、縦横450mm〜600mm間隔程度に広げて配置。
- 単管パイプとフォームタイの配置:横バタパイプはセパレーターのライン上に確実に通し、フォームタイの締め付けトルクを均一に管理します。