突発的な都市火災においては、ネット上で真偽不明の情報が独り歩きすることが少なくありません。今回の火災に関しても、一部で「十三駅の構内が燃えている」「駅全体が封鎖された」といった誤情報が散見されましたが、実際には駅施設そのものへの被害はなく、商業密集地の一角で起きた事象でした。
また、「煙が見えなくなればもう安全」という認識も危険な盲点です。木造密集地での火災では、屋根裏や壁の内側で火種が燻り続ける「無炎燃焼」が起きやすく、鎮圧宣言が出された後でも再出火への警戒が続けられます。煙に含まれる有毒な一酸化炭素や微粒子は風下数百メートルにわたって漂うため、目に見える炎が収まっても換気扇の停止や窓の密閉など自衛策を怠ってはなりません。
【プロの結論】十三周辺を通行・利用する際の判断基準
十三駅周辺を利用する通勤客や住民は、以下の基準に沿って行動を判断してください。
【近寄るべきでない人・迂回が推奨されるケース】
・呼吸器系に持病がある方や小さなお子様連れ(風下エリアでの煙・粉塵吸入リスク)
・車やバイクで十三交差点・駅周辺の生活道路を通過予定の方(緊急車両優先による深刻な渋滞)
【通常通り行動して問題ないケース】
・阪急各線を利用して十三駅で乗り換えを行う鉄道利用者(駅構内の安全とダイヤは確保済み)
・火災現場とは反対側の出口(規制区域外)を利用する歩行者