このエピソード最大の爆笑ポイントは、桂小太郎や長谷川泰三(マダオ)といった面々が次々と現れ、雪像を目にした瞬間に口を揃えて放つ決まり文句です。腕組みをしながら感嘆の声を漏らす「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度高けーなオイ」というフレーズは、銀魂を代表する屈指のパンチラインとなりました。
元ネタとなる特定の軍事兵器が実在するわけではなく、名称自体はロボットアニメやSF作品に登場する仰々しい必殺武器のパロディです。男子中学生が思いついたような下ネタを、あえて格式高いSF用語でコーティングする空知英秋氏の卓越したネーミングセンスが光っています。
雪祭りの会場では、他の参加者たちも対抗して同様のオブジェを作り始め、最終的には町の至る所に奇怪な兵器(雪像)が乱立するというカオスな展開へと発展。下品なネタでありながら、テンポの良い会話劇とシュールな演出によって、洗練された上質なギャグへと昇華されています。