SNSや大手掲示板、Q&Aサイトには「オンライン会議中に突然音声が途切れる」「夜間になると動画の読み込みが極端に遅くなる」といった苦情が毎日のように投稿されています。現場で発生している通信トラブルのログを分析すると、その多くが2.4GHz帯(G)特有の電波干渉問題に起因しています。
2.4GHz帯は「産業・科学・医療用(ISM)バンド」として免許不要で利用できるため、家庭内のあらゆる機器で使用されています。代表的なものが電子レンジです。電子レンジは食品を温めるために2.45GHz前後の強力なマイクロ波を照射しており、稼働時に微量な電波が外部へ漏れ出します。この周波数が「G」のWi-Fi電波と完全にバッティングするため、レンジが動いている間、周囲の通信パケットが消失して接続が切断されてしまうのです。
さらに、Bluetoothイヤホン、コードレス電話機、ワイヤレスマウス、集合住宅における隣家のWi-Fiルーターも2.4GHz帯を密集して利用しています。電波の通り道が極度の渋滞を起こすことで、データ転送の順番待ちが発生し、著しい速度低下を招く構図が浮き彫りになっています。