家族鑑賞において最も警戒されるのが、いわゆる「濡れ場」の有無です。結論から言うと、本作には『ゲーム・オブ・スローンズ』のような陰部や乳房が露出する直接的な性行為描写(フルヌード)は存在しません。ただし、お茶の間が沈黙するには十分すぎるシチュエーションが複数用意されています。
まず挙げられるのが、ナンシーとジョナサン、あるいはナンシーとスティーブによる寝室での親密な逢瀬です。服を脱ぎかけながら激しく求め合うシーンや、事後を明確に描写するベッドのカットは、親世代と一緒に見ていると視線のやり場に困る演出と言えます。
さらに視聴者の間で「最も親と見たくない場面」として語り草になっているのが、シーズン3で描かれるビリーとマイクの母親(カレン・ウィーラー)の浮気未遂シーンです。プールサイドでの露骨な視線劇や、モーテルでの密会を約束する妖艶なやり取りは、昼メロ顔負けの背徳的なエロティシズムを漂わせています。
また、主人公のマイクとエル(イレブン)によるティーン特有の密室での執拗なキスシーンも、ホッパー署長がドアを「3インチ(約8センチ)開けておけ」と怒鳴り散らす展開を含め、リアルな思春期の気まずさを鮮明に浮き彫りにしています。