生徒自身の美意識だけでなく、学校教育の現場における制服のスカート丈と校則の関係性も見逃せません。かつて多くの学校で「タイツ着用は12月〜2月のみ」「黒タイツは禁止で肌色ストッキングのみ可」「指定のソックス以外は不可」といった細かな規定、いわゆるブラック校則が存在していました。
文部科学省による校則見直しの提言以降、校則見直しの最新事情としては急速に柔軟化が進んでいます。防寒着の着用基準が緩和され、女子生徒向けのスラックス導入率は全国の高校で80%以上に達するなど、選択肢そのものは大幅に拡大しました。
しかし、制度としてスラックスが選べるようになった一方で、現場の生徒からは「導入されても実際に履くには勇気がいる」という声も聞かれます。伝統的なスカートスタイルが定着している学校ほど、最初にスラックスを選ぶことへの心理的ハードルが高く、結果として「スカート+生足」のスタイルを継続するケースが依然として多く見られます。