薬用デオドラントボディソープのパッケージ裏面を見ると、さまざまな成分名が並んでいます。中でもニオイ対策の主軸となる代表的な成分の働きを整理しておきましょう。
まず筆頭に挙げられるのが、殺菌成分「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」です。広範囲の細菌やカビ類に対して優れた殺菌力を発揮し、皮膚上のニオイ原因菌を素早くノックアウトします。さらにアクネ菌の殺菌にも寄与するため、背中ニキビに悩む人向けの医薬部外品ボディソープにも頻繁に採用されています。
一方、古くから日本の知恵として受け継がれてきたのが柿渋エキス(カキタンニン)を配合した薬用石鹸やボディソープです。柿渋に含まれる高濃度のタンニンには、ニオイ物質(アンモニアや酢酸、ノネナールなど)と化学的に結合して無臭化する強力な消臭作用があります。殺菌成分で菌を抑えつつ、植物由来のポリフェノールで発生したニオイを中和するダブルアプローチは、肌への優しさと確かな消臭力を両立したい層から根強い支持を集めています。