近年、ソーシャルメディアの隆盛に伴い、手広海岸の幻想的な風景はInstagramなどで瞬く間に拡散された。夕刻、空と海が紫から橙へとグラデーションを描く時間帯には、カメラを手にした若者や観光客がビーチに押し寄せる。
このSNSによる露出増加は、地元の観光業に大きな経済効果をもたらした。近隣には洗練されたカフェやゲストハウスが次々とオープンし、マリンスポーツ関連のショップも活況を呈している。しかし、急激な訪れる人の増加は、駐車場不足やゴミの放置、路上駐車といった問題を浮き彫りにした。
地域住民やローカルサーファーたちは、自発的にクリーンビーチ活動を行い、マナーの啓発に努めている。観光資源としての消費にとどまらず、土地のカルチャーとルールを尊重する訪問者の姿勢が今まさに問われている。