風が止む。波音だけが響く。かつて贅沢の象徴だった巨大巨大型メガリゾートの時代は終わりを告げた。
2026年のカリブ海で主役を張るのは、環境負荷ゼロを目指す「次世代型エコリゾート」だ。タークス・カイコス諸島やアンギラに新設されたプライベートヴィラ群は、100%太陽光発電で駆動し、海水淡水化システムを完備。プラスチック製品の全廃はもちろんのこと、敷地内のオーガニック農園で採れた食材しか提供しない地産地消の徹底ぶりが話題を呼んでいる。
建築様式も一変した。現地の自然素材と伝統技法を融合させたオープンエアの意匠が主流となり、エアコンに頼らずとも心地よい貿易風が室内を吹き抜ける。地球環境を傷つけずに最高峰の寛ぎを享受する—これこそが、いま富裕層が喉から手が出るほど求めている体験なのだ。