多くの栽培者がぶつかる「花は咲くのにポロポロ落ちて実がつかない」という現象。その決定的な原因は30℃を超える真夏の高温による花粉の死滅、または受粉を助ける虫の不足です。ペピーノは日本の猛暑下では花粉の稔性が著しく低下し、自然受粉が難しくなります。
この問題を解消する裏技が、開花直後に行う人工授粉です。午前中(8時〜10時頃)の涼しい時間帯に、咲いたばかりの花の中心にあるめしべへ、筆や綿棒を使って花粉を優しくなでつけます。より手軽な方法として、花房の根元を指先や電動歯ブラシの柄で軽くトントンと振動させるだけでも花粉が舞い、高確率で受粉が成功します。気温が30℃を超える盛夏は無理に着果させず、花を摘み取って株を休ませ、秋風が吹き始める9月に再度授粉を狙うのが賢いアプローチです。