SNSや知恵袋、美容コミュニティを調査すると、あばら骨の突出に悩む20代〜30代女性の切実な声が浮き彫りになる。「BMIは18台なのに、お腹を出したクロップド丈の服を着ると、アンダーバストの骨だけが段になって浮き出て格好悪い」「筋トレを頑張って腹筋を割ろうとしたら、逆に肋骨の出っ張りが悪目立ちした」という告白は枚挙にいとまがない。
女性専用パーソナルトレーナーとして多くのボディメイクを手がける本屋敷裕太氏のもとにも、「いくら食事制限をしてもアンダーバストのサイズだけが落ちない」という相談が殺到しているという。取材に応じた20代後半の女性会社員は、過去の苦悩を次のように語る。
「美容体重を目指して過酷な糖質制限を続け、体重は44kgまで減りました。でも鏡を見ると、浮き出たあばら骨の下にくっきり影ができて、くびれというより肋骨と腰骨が四角く並んでいるような寸胴シルエットでした。周囲からは『ちゃんと食べてる?』と病気のように心配され、海でビキニを着る自信を完全に失っていました」
この証言が示す通り、ネット上で過熱する「骨感=美」という画一的なルッキズムに囚われた結果、過度な減量に走り、かえってリブフレアを目立たせてしまうケースが頻発している。問題の本質は脂肪量ではなく、骨格を支える深層筋肉のアンバランスなのだ。