取り付け場所の建材特性を無視した施工は、脱落や外壁の破損を引き起こす最大の要因です。特に現代の住宅で大半を占める2大スポットについて、施工手順を詳解します。
まず新興住宅地で主流となっている機能門柱表札取り付け方です。YKK APやLIXIL、三協アルミなどの機能門柱には、メーカー専用の表札パネル取り付け枠が設けられています。ニトリのサイズが枠と完全に一致する場合は付属のネジやスライド構造を活用できますが、サイズが合わない場合はアクリル板の台座(中間プレート)を噛ませるか、門柱のフラット面に強力両面テープで直接固定するのがセオリーです。アルミやステンレス素材面は油分が付着しているため、イソプロピルアルコール等で入念に脱脂処理を行うことが接着成功の分水嶺となります。
もう一つの難所が表札外壁サイディング取り付けです。窯業系サイディングは表面に微細な凹凸や防汚コーティング(光触媒など)が施されており、粘着テープが定着しにくい特性を持ちます。ここではテープのみに頼らず、外壁の凸部分を狙って変成シリコーン接着剤を点付けし、硬化するまでの24時間はマスキングテープでクロス状に仮止めする二段階施工が必須となります。