津山線は津山駅と岡山駅の間、全58.7キロメートルを結ぶ。全線を走破する普通列車は各駅に丹念に停車し、所要時間は約1時間30分に及ぶ。朝の6時台から7時台にかけては、岡山方面への通勤・通学需要に応えるため運行密度が高まる。2両から4両編成の気動車が高校生や社会人で満席になる光景は、地方鉄道の日常そのものだ。
一方、午前10時台から14時台にかけての日中時間帯は、列車の本数が1時間に1本程度へと絞り込まれる。この運行間隔を把握せずに駅頭へ向かうと手痛い洗礼を受ける。山あいの静寂に包まれたホームで次の列車をひたすら待つ羽目になるからだ。計画的な移動設計が何よりも求められる。