「々」の読み方と正式名称の正体!漢字じゃない驚きの理由と入力裏ワザ

「々」の読み方と正式名称の正体!漢字じゃない驚きの理由と入力裏ワザ

「々」の読み方と正式名称の正体!漢字じゃない驚きの理由と入力裏ワザの全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

「々」という文字を漢和辞典で引こうとして、見つけられなかった経験を持つ読者は少なくないはずです。言語学的な分類において、々の読み方に独立した音読みや訓読みは存在しません。なぜなら、「々」は漢字ではなく約物(やくもの:記号・符号)の一種だからです。

では、々正式名称は何と呼ぶのが正しいのでしょうか。国語学における正式な呼称は「同の字点(どうのじてん)」です。直前の漢字と同じ文字を重ねる働きを持つことから名付けられました。また、カタカナの「ノ」と「マ」を組み合わせたような形状をしていることから、印刷・出版業界や教育現場では通称として「ノマ記号」あるいは単に「ノマ」とも呼ばれています。

歴史的には、中国の古代文字(金文や甲骨文字)や木簡において、同じ文字を連続して書く手間を省くために使われた「=(二重線)」などの略記符号が起源とされています。これが時代を経て草書体化し、現在の「々」の形へと定着していきました。文字文化の効率化が生み出した機能的記号であり、単体で固有の意味や発音を持たない点が最大の特徴です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。