今シーズン、園内最大級の目玉として異様な熱気を帯びているのが「いちご狩り」だ。広大な高設栽培ハウスに足を踏み入れると、大人の腰の高さに真っ赤な実がずらりと下がり、車椅子やベビーカーでもストレスなく摘み取りを楽しめる空間が広がる。あまりの人気ゆえ週末の予約枠は争奪戦と化しており、開始数分で埋まる日も珍しくない。特に粒の大きさと酸味・甘味の黄金比で知られるプレミアム品種のエリアは、早朝からリピーターたちの熱気に包まれていた。
混雑を避け、確実にその恩恵にあずかるための知恵も現地で耳にした。メインゲート正面の第1駐車場は午前9時半を過ぎるとほぼ満車となるが、丘の西側を抜けるバイパス沿いの第3パーキングへ迂回すれば、混雑に巻き込まれることなくスムーズに入園できる。さらに、あえて正午過ぎのハウス入場枠を狙うことで、開園直後の殺到を回避しつつ、ゆったりと完熟果実の味比べを満喫する巧みな来園者の姿も見られた。