インターネット上の口コミや食べログの星の数は便利な指標だが、御徒町の真髄を味わうには自分自身の感覚を研ぎ澄ます必要がある。点数がそこまで高くなくとも、連日地元民で満席になる怪物のような大衆酒場がこの街にはゴロゴロしているからだ。
名店を見極めるサインはシンプルだ。店頭の赤提灯が煤で程よく燻されているか。店内の短冊メニューに手書きの季節料理がしっかりと並んでいるか。そして何より、働いているスタッフの無駄のない動きと、常連客が醸し出す穏やかな笑顔があるかどうか。これらが揃っている店に飛び込んで、ハズレを引くことはまずない。
情報の海に頼り切るのではなく、路地を歩き、自らの鼻と目で引き寄せられた一軒の暖簾をくぐる。それこそが、御徒町というディープな酒場街を骨の髄まで味わい尽くす唯一無二の流儀である。 (出典: 御徒 町 居酒屋(Yahoo!ニュース))
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