鳥居をくぐった参拝者を最初に迎えるのは、静けさでも厳かさでもない。思わず口をついて出る悲鳴と笑い声だ。参道の両脇に敷き詰められたゴツゴツとした自然石。「足ふみ健康ロード」と名付けられたこの小道は、靴を脱いで裸足や靴下で歩く仕様になっている。
痛い。とにかく足裏に刺さる。しかし、痛みに耐えて一歩一歩踏みしめた先に本殿があるという構造が、不思議な達成感を生む。デジタル画面ばかり見つめる日常から切り離され、己の身体の感覚に否応なく向き合わされる時間。これこそが、参拝の第一歩として絶妙なアイスブレイクとなっているのだ。