道具を手に入れても、正しいフォームで扱わなければ下地を痛める原因になる。DIYアドバイザーの資格を持つ専門家は「刃を入れる角度と引き抜くスピードのコントロールがすべて」と語る。
専用カッターを使用する際は、目地の交差点や端部にまず切り込みを入れるのが基本だ。壁面に対して45度の角度を保ち、滑らせるように手前に引っ張る。このとき、奥へ押し込むのではなく手前に引くアクションに徹することが、下地を傷つけない最大のコツである。
壁面に残った頑固なシリコンシーラントの薄皮には、専用スクレーパーを水平に近い角度で滑らせる。刃先全体を下地に均等に押し当て、薄皮の隙間に滑り込ませるイメージだ。無理な力をかけるのではなく、刃の切れ味を利用して少しずつ滑らせることで、プロ顔負けの平滑な面が現れる。