甲子園球場は「高校野球(春のセンバツ・夏の選手権)」と「プロ野球(阪神タイガース戦など)」で興行形態が異なり、これに伴ってアルコール類の扱いや再入場ルールに大きな違いが生じます。
最も大きな違いが高校野球観戦時のアルコール持ち込み・場内飲酒の全面禁止です。教育の一環という大会の精神に基づき、高校野球の開催期間中はアルコール飲料の場内販売が行われないだけでなく、水筒や紙パックに移し替えた酒類の持ち込みも厳しく禁止されています。泥酔状態と判断された場合は入場を拒否されるほか、場内での飲酒が発覚した場合は即座に退場処分となる場合があるため、アルコールは絶対に持ち込んではいけません。一方、プロ野球の試合では場内売店でのビール販売等が行われていますが、缶・ビンの持ち込み自体が不可である点は共通しています。
また、試合途中の「再入場ルール」も見逃せない落とし穴です。高校野球大会ではチケットの不正転売やスタンド内の混乱を防ぐため、原則として一度退場した後の再入場は不可となっています。「喉が渇いたから球場の外のコンビニに買い出しに行って戻る」という行動は一切できません。必要な飲食物や熱中症対策グッズは、最初の入場ゲートを通過する前にすべて揃えておく必要があります。なお、プロ野球観戦時は指定の再入場ゲートで所定の手続き(再入場券の受け取りやチケット控えの提示など)を行うことで一時外出が可能な運用となっています。