「飛行機で最も安全な席はどこか?」という長年の問いに対し、過去数十年にわたる事故データを再集計した分析結果が明快な答えを提示している。結論から言えば、生存率が最も高いのは機体後方の座席、とりわけ「後方の中央席」だ。
過去35年間の航空事故データを分析したタイム誌の著名な調査によれば、機体後方3分の1の座席における死亡率は32%にとどまる。これに対し、中央付近は39%、前方3分の1は38%という結果が出ている。さらに細かく位置を比較すると、後方の中央席における死亡率は28%まで低下していた。米国家運輸安全委員会 (NTSB) が保管する数多くの事故調査報告書を紐解いても、機体前部が最初に衝撃を受ける確率が高い事故において、後方セクションが構造的にエネルギーを吸収するクッションの役割を果たした事例が散見される。