平次の魅力を語るうえで、幼馴染である遠山和葉との関係性は外せない。初登場となった「浪花の連続殺人事件」(アニメ118話)では、平次の傷を気遣う和葉の姿が印象的に描かれた。二人の絆が最もドラマチックに試されたのが「そして人魚はいなくなった」(アニメ222〜224話)だ。断崖絶壁から転落しそうになる和葉の手を、平次が自らの手を血に染めながらも決して離さない名シーンは、全エピソード中でもトップクラスの感動を呼んだ。
告白しようとしては事件に邪魔されたり、間合いを見誤ったりする不器用な日常。推理アニメとしての緊迫感の中に差し込まれるこの甘酸っぱいラブコメは、視聴者の心を揺さぶり続けている。