ファッションとモードの街パリにおいて、この可憐な花はクリエイターたちのインスピレーションの源であり続けてきた。なかでも偉大なクチュリエであるクリスチャン・ディオールは、この花を自身の無上の幸運のシンボルとして深く愛したことで知られる。
彼は毎年のコレクション発表時、モデルたちが纏うオートクチュール・ドレスの裾裏に小さな茎を縫い込ませ、自身のジャケットのボタンホールにも欠かさず挿していたという。今日においてもメゾンディオールは、名香「ディオールシモ」をはじめ、春を告げるライフスタイルアイテムやコレクションを通じて、創業者から続く花の情熱を表現し続けている。