現地を直撃取材して見えてきたのは、王道を行く行列店と、路地裏に潜む隠れた名店がそれぞれ放つ圧倒的な存在感だ。週末に数時間の待ち時間を記録する有名店では、透き通った清湯スープに鶏ガラと豚骨、そして煮干しの旨味が絶妙なバランスで抽出されている。一口啜れば、身体の隅々にまで沁み渡るような奥行きのある味わいが広がる。
一方で、住宅街の細い路地に佇む穴場の名店では、ドロリと濃厚な豚骨醤油や独自ブレンドの味噌が地元の常連客を唸らせている。あっさり系の極みである澄んだ淡麗スープから、重厚な旨味が押し寄せる濃厚系スープまで、どちらの派閥も譲らない。店主たちのこだわりは凄まじく、水質や火加減、タレの寝かせ時間に至るまで徹底的に追求されているのだ。