プロ野球の歴史において、現存する12球団の達成記録を整理すると興味深い事実が浮き彫りになる。セ・パ両リーグの長い戦いの中で、かつて「未冠」と揶揄された球団たちも、時代の節目で緻密な戦略とチーム改革を断行し、最終的にはチャンピオンリングを掲げてきた。
セントラル・リーグ、パシフィック・リーグの垣根を超えた短期決戦では、レギュラーシーズンとは全く異なる戦術眼と勝負強さが求められる。現存12球団すべてが日本一を達成している現代において、真に「一度も日本一になれなかった」伝説の存在として語り継がれるのが、2004年の球団再編で姿を消した大阪近鉄バファローズだ。彼らは4度のリーグ優勝を果たしながら、ついに頂上決戦の頂には届かなかった。