陽が落ちると、京都の街は昼間とは一変して幽玄な光の世界へと姿を変えます。春の京都観光のハイライトといえば、各名所で開催される夜間特別拝観です。
世界遺産の清水寺では桜のライトアップが実施され、夜空に放たれる一筋の青い光「慈悲の光」とともに、本堂(清水の舞台)を包み込むように咲き乱れる約1,500本の山桜とソメイヨシノが照らし出されます。舞台下から見上げる桜の雲海は圧巻の一言です。
日本一の高さを誇る木造五重塔と見事な枝垂れ桜が競演する東寺の不二桜(ふじざくら)夜間特別拝観も見逃せません。樹齢120年を超える八重紅枝垂れ桜が光の中に浮かび上がり、ひょうたん池の水面にリフレクションするシンメトリーの絶景は、息をのむほどの完成度を誇ります。