自己判断で解熱鎮痛薬を重ねて飲んでしまった場合、現れやすい主な健康被害は以下の3点です。
第1に胃腸障害のリスクです。特にロキソニンなどのNSAIDsを過剰に体内へ巡らせると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、ひどい場合には消化管出血を引き起こします。「空腹時に何錠も重ねて飲んだ結果、激しい胃痛で救急外来に駆け込む」という事例は後を絶ちません。
第2に肝機能への過度な負担です。アセトアミノフェンは安全性が高い薬ですが、過剰摂取によって肝臓で処理しきれなくなると、重篤な肝障害を引き起こす危険性があります。
第3に腎機能の急激な低下です。NSAIDsは腎臓への血流を減少させる作用があるため、脱水症状を起こしている発熱時に併用・乱用すると、急性腎不全の引き金になりかねません。