沖縄の家づくりで後悔多発の真相!Rc・木造の坪単価と失敗回避術

沖縄の家づくりで後悔多発の真相!Rc・木造の坪単価と失敗回避術

沖縄の家づくりで後悔多発の真相!Rc・木造の坪単価と失敗回避術にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

沖縄の住宅建築において、完成後に発覚する不満の多くは「気候風土の読み違い」に起因しています。県外からの移住組だけでなく、地元で育った施主であっても、近年の気候変動や高断熱高気密住宅の特性を正しく理解していなければ、予期せぬトラブルに直面することになります。

後悔の第1位に挙げられるのが、「梅雨から夏場にかけての湿気とカビ被害」です。年間の平均湿度が75%を超え、夏場には90%近くに達する沖縄では、通常の換気扇や窓開け換気だけでは室内の湿気を取り除けません。風通しを重視したはずの間取りが逆効果となり、外の多湿な空気を室内に引き込んだ結果、クローゼット内の衣服や革製品、北側の壁面一面に黒カビが繁殖する事例が頻発しています。

第2の落とし穴は、「台風による飛来物被害とサッシからの漏水」です。最大瞬間風速60m/sを超える暴風雨では、雨水が横や下から吹き上げます。本土標準仕様の引き違いサッシやシャッターのない大開口窓を採用した結果、サッシの隙間から雨水が吹き込み、フローリングや壁紙が水浸しになる事故が相次いでいます。

第3の盲点が、「塩害による外装・設備の急速な劣化」です。海岸線から数キロ離れた内陸部であっても、強風に乗った海塩粒子が島全体に降り注ぎます。塩害対策を施していない給湯器やエアコン室外機、金属製金物がわずか数年でサビ果て、高額な交換費用が発生するケースは珍しくありません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。