中部エリアには数多くのゴルフ場が存在しますが、知多カントリー倶楽部が数十年にわたり確固たるポジションを維持し続けている背景には、立地環境とコース造形の絶妙な融合があります。愛知県知多郡美浜町ゴルフ場の代表格として名高い同倶楽部は、伊勢湾と三河湾に挟まれた温暖な知多半島南部に位置し、冬場でも積雪によるクローズが極めて少ないという圧倒的な気候的アドバンテージを誇ります。
開場は1965年(昭和40年)。自然の起伏をそのまま生かして造成されたレイアウトは、近年の人工的なフラットコースとは一線を画す奥深さを持っています。取材班がコース管理担当者やメンバーに取材したところ、「単に距離が長いだけでなく、知多特有の気流と砲台グリーンがゴルファーの技術と精神力を極限まで試す構造になっている」との声が一致して聞かれました。景観美に癒やされながらも、一打の油断が致命傷になる緊張感――これこそが、多くの挑戦者を虜にしてやまない本質です。