球団経営のあり方も旧来の「親会社の広告塔」から「自走型エンターテインメントビジネス」へと完全に脱皮しました。プロ野球12球団の収益構造と経営状況を分解すると、入場料収入、放映権・配信権料、スポンサーシップ収入、グッズ飲食売上が強固な4本柱を形成しています。
特に注力されているのが、ファンのロイヤルティを高めるファンクラブ戦略です。12球団のファンクラブ特典を比較すると、単なるチケット先行販売にとどまらず、以下のような付加価値が競われています。
・ダイナミックプライシング対応の優先座席指定権
・限定デザインの高品質オーセンティックユニフォームやアパレル
・球場内プレミアムラウンジへのアクセス権や選手交流イベント
・会員専用アプリでの限定コンテンツ配信・ポイント還元
エスコンフィールドや横浜スタジアムのように、球場周辺の商業施設やエンタメ体験を取り込んだボールパーク化が進んだことで、試合のない日でも収益を生み出す先進的な経営モデルが確立されつつあります。