近年、特にトラブルの火種となりやすいのが「加熱式タバコ・電子タバコならベランダで吸っても問題ない」という誤解です。
加熱式タバコは燃焼による灰やタールが出ないものの、エアロゾル(蒸気)中にニコチンやアクロレインなどの有害物質を含んでいます。さらに、非喫煙者にとっては「独特の焦げたような甘酸っぱい異臭」として知覚されやすく、紙巻きタバコと同様に激しい頭痛や吐き気などの健康被害を誘発するケースが報告されています。
また、「キッチンの換気扇の下で吸っているから安心」というのも大きな盲点です。換気扇から吸い込まれた煙は、外壁に設置された排気ベント(排気口)からダイレクトに屋外へ排出されます。このベントは隣戸のベランダや給気口のすぐ近くに位置していることが多く、結果としてベランダで直接吸っているのと何ら変わらない受動喫煙被害をもたらす事例が相次いでいます。