教育関係者や受験生家庭の間でいま最も話題に上るのが、青山高校における難関大学合格実績の著しい伸長です。東京大学をはじめとする旧帝国大学や東京工業大学(現・東京科学大学)、一橋大学といった最難関国立大への合格者数が増加傾向にあるだけでなく、国公立大学全体の合格実績や早慶上理への現役合格率が極めて高い水準を維持しています。
かつての青山高校は「3年秋の外苑祭が終わるまで受験勉強に身が入らず、1浪して難関大を目指す」という風潮が一部にありました。しかし、学校改革によってこの構造は根本から覆されました。平日の補習体制の拡充やスタディサプリ等を活用したICT学習支援、放課後や休日の自習室開放など、「学校内で受験対策を完結できるインフラ」が急速に整備されたのです。
特筆すべきは、部活動や行事を制限して勉強時間を無理やり捻出させたのではなく、「行事に120%打ち込む集中力を、そのまま秋以降の受験勉強へスライドさせる集団心理メカニズム」を組織的に確立した点です。3年生全員が全力を注ぐ演劇づくりで強固な連帯感を育み、秋の引退後はその熱量がそのまま「クラス全員で難関大を突破する」という強烈なピアプレッシャー(相互の刺激)へと転換されます。これが進学実績急伸の最大の原動力となっています。