今回の目玉は何と言っても、急速に実用化が進むEV(電気自動車)診断機器とAIを活用した高度整備ソリューションだ。高電圧バッテリーの劣化度合い(SoH)を瞬時に数値化する次世代バッテリーチェッカーや、過去の膨大な整備データから不具合原因を推論するAI診断システムなど、従来の経験則を凌駕する機器群が会場限定で公開されている。現場のベテラン整備士ですら「診断の手間が半分以下になる」と舌を巻くイノベーションだ。
また、ブース内で行われた実演デモンストレーションでは、AIがセンサー誤差と物理的破損を即座に見分ける試みが披露され、来場した多くの専門家が息をのんで見守った。これまで人間が何時間も費やしていた原因究明が、わずか数分で完結する。まさに業界の勢力図を塗り替えるインパクトと言えるだろう。