自己採点の結果が35点〜37点という「合否の崖っぷち」に位置する受験生にとって、合格発表日までの約1ヶ月半は精神的な極限状態が続きます。大手掲示板やSNS上に寄せられた生々しい声から、受験者が直面する心理構造を検証します。
「自己採点36点。TACは36点予想、日建は37点予想……。毎時X(旧Twitter)で『宅建 ボーダー』と検索しては胃が痛くなる。仕事が手につかない」(30代・不動産営業職)
「業法の個数問題で2問ケアレスミスして35点。免除なし組としては絶望的かもしれないが、奇跡のボーダー35点引き下げを祈るしかない」(20代・金融機関勤務)
このようなボーダー心理において陥りがちなのが、確証バイアス(自分に都合の良い「ボーダー低下説」ばかりを集めて安心しようとする心理行動)です。自己採点データリサーチの母集団は「積極的に点数を入力する高得点・熱心な層」に偏る傾向があり、初期の予備校予想はやや高めに出る傾向があります。しかし、過去5年のデータを精査すると、大手各社の平均予想レンジ中央値から大きく乖離して1点以上下がるケースは極めて稀です。