物語の核心である「ホワイトルーム生は誰なのか」という問いに対する最終的な結論は、新入生として入学した生徒のうち八神拓也と天沢一夏の2名です。彼らは過酷な秘密教育施設「ホワイトルーム」の第5期生であり、第4期生の「最高傑作」と評される綾小路清隆を学園から排除するために送り込まれました。
当初、学園関係者や読者の間では、新1年生の主要キャラクター全員に疑惑の目が向けられていました。高度育成高等学校の生徒能力査定システムであるよう実OAAの新入生正体を巡り、学力・身体能力ともに規格外の数値を叩き出す生徒や、逆に不自然にステータスを隠蔽している生徒が多数存在したためです。
新1年生編の開幕当初、容疑者リストとして名前が挙がっていた主な生徒の内訳と、その後の判明事実は以下の通りです。
- 八神拓也(1年Aクラス):正真正銘のホワイトルーム5期生筆頭。櫛田桔梗や堀北学の中学の後輩を装い入学。綾小路に対する激しいコンプレックスから自滅し、退学処分。
- 天沢一夏(1年Aクラス):正真正銘のホワイトルーム5期生。身体能力・学力ともに天才的だが、綾小路清隆に対して狂信的な崇拝と憧れを抱き、組織の命令に背いて学園に残留。
- 七瀬翼(1年Dクラス):WR生ではなく一般人。綾小路篤臣の元執事・松雄の息子(栄一郎)の幼馴染であり、月城に騙されて復讐の駒として利用されていた協力者。
- 椿桜子(1年Cクラス)& 宇都宮陸(1年Cクラス):WR生ではなく一般の生徒。椿の卓越した洞察力と宇都宮の腕力により暗躍したが、ホワイトルームとは無関係の独自勢力。
- 宝泉坊介(1年Dクラス):ただの圧倒的な不良生徒。身体能力と凶暴性は本物だが、月城に大金で買収され「綾小路を退学させれば大金を得られる」という特別試験に乗っかっただけに過ぎない。
このように、読者コミュニティや考察サイトで幾重にも張り巡らされた「偽の刺客」の影に隠れながら、真のホワイトルーム生である八神拓也と天沢一夏は、それぞれ全く異なる思惑を胸に綾小路清隆の包囲網を形成していました。