建設現場で日常的に飛び交う「セパ」という呼称ですが、使用環境や部位に応じて多岐にわたる型枠セパレーター種類が存在します。大きく分けると、RC躯体壁に汎用される丸セパレーター、地下外壁や水槽に必須の止水セパレーター、住宅基礎に特化したフラットセパレーター(基礎セパ)の3系統に大別されます。
現場の若手技術者が最も混同しやすいのが、「セパレーター」と「フォームタイ」の役割分担です。フォームタイ セパレーター違いを整理すると、セパレーターは「壁の内部で対向する型枠を引き寄せて間隔を一定に保持し、コンクリート側圧に耐える引張材(内部金物)」です。これに対してフォームタイは、「型枠合板の外側からセパレーターの端部ネジをくわえ込み、バタ角や単管パイプを外側から固定する締付金物(外部金物)」を指します。どちらか一方でも耐力不足や施工不良を起こせば、壁厚の狂いや型枠の孕み(はらみ)を誘発します。
汎用される丸セパには、両端にPコン(プラスチックコーン)を取り付ける「Bセパ(両P)」、片側がPコンでもう片側を座金やナットで固定する「Cセパ(片P)」、両端がネジ切りされPコンを用いずにパネルへ直接緊結する「BCセパ」などがあります。仕上がりの美観が求められる打ち放しコンクリート面や、モルタル充填による防錆が必須の外壁面では、BセパとPコンの組み合わせが標準仕様です。