北朝鮮ミサイルの射程範囲は?日本到達時間と迎撃の現実【最新】

北朝鮮ミサイルの射程範囲は?日本到達時間と迎撃の現実【最新】

北朝鮮ミサイルの射程範囲は?日本到達時間と迎撃の現実【最新】についての真相を徹底解説します。

日本本土を狙った弾道ミサイルが発射された場合、私たちに残された時間はどれほどあるのでしょうか。防衛関係者のシミュレーションによれば、北朝鮮本土から日本海を越えて日本列島へ到達するまでの所要時間は、およそ7分から10分程度と極めて短いものです。

さらに防空網を悩ませているのが、発射角度を意図的に引き上げる「ロフテッド軌道」での発射実験です。通常よりも垂直に近い角度で高く打ち上げるこの手法では、最高高度が数千キロ(国際宇宙ステーションの周回高度の数倍)に達します。宇宙空間から地球の重力加速度を伴ってほぼ真上から急降下してくる弾道ミサイルは、終末段階でマッハ20前後という想像を絶する超高速に達するため、地上のレーダーが捕捉してから迎撃ミサイルを命中させるまでの交戦ウィンドウは数十秒単位にまで圧縮されます。

加えて、近年急速に開発が進展している極超音速滑空兵器(HGV)の存在も見過ごせません。従来の弾道ミサイルのように放物線を描いて飛翔するのではなく、大気圏上層をマッハ5以上の超音速を維持したまま、左右上下に不規則な機動を行って滑空します。通常の弾道計算では未来位置を予測できないため、既存の地対空迎撃システムでは追尾そのものが外れる危険性をはらんでいます。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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