ネット上の掲示板や知恵袋で長年繰り返されているのが、「雑誌Aでは山羊座と書かれていたのに、雑誌Bの占いでは水瓶座になっていた」という混乱です。この食い違いの原因は、編集部のミスではなく地球の公転周期と暦のズレにあります。
地球が太陽の周りを一周する時間は、正確には365日ちょうどではなく「365日5時間48分45秒」です。この約6時間のズレを調整するために4年に1度「うるう年」が設けられていますが、その影響で太陽が黄経300度(水瓶座の開始点=二十四節気の「大寒」)に入る瞬間は、年によって1月20日の早朝であったり、同日の深夜であったり、時には1月21日にずれ込むことすらあります。
多くの女性誌やウェブメディアでは、便宜上「1月20日から水瓶座」と固定ルールで表記することが一般的です。しかし、厳密な占星術の計算式に基づくと、例えば「1月20日の午前中に生まれた人は山羊座で、午後に生まれた人は水瓶座」という逆転現象が頻繁に起こります。1月19日生まれであればほぼ確実に山羊座、1月21日生まれであればほぼ確実に水瓶座ですが、1月20日生まれの人は母子手帳に記載された正確な出生時刻と出生地(時差計算のため)をもとに、天文暦ソフトでホロスコープを出力しなければ確実な判定は下せません。