二階堂ふみ「体当たり演技」の真相と覚悟|名作濡れ場から見る女優魂

二階堂ふみ「体当たり演技」の真相と覚悟|名作濡れ場から見る女優魂

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岡崎京子の伝説的コミックを実写化した映画『リバーズ・エッジ』(行定勲監督)では、主人公の若草ハナを好演。河原の死体を取り巻く高校生たちの乾いた日常と虚無感を描く中で、二階堂ふみは装飾を削ぎ落としたリアルな身体表現を展開しました。

本作で見せた濡れ場や露出シーンは、従来の商業映画的なエロティシズムとは一線を画すものでした。10代特有の孤独や身体の持て余し感を表現するため、無防備で生々しい姿を披露。作品を観た映画関係者からは「演技力評価の次元が一段上がった」と絶賛され、ベルリン国際映画祭でもスタンディングオベーションを受けました。

映画の世界だけでなく、写真家としての活動や自身が被写体となった写真集でも、彼女は独自の美学を貫いています。カメラマンとの真剣勝負の中で見せる露出度の高いカットも、男性目線の消費物ではなく、女性の身体が持つ神秘性や力強さを肯定するアートとして発信。企画意図を自ら咀嚼し、クリエイティブに深く関与するスタイルを確立しました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。