高校受験において最も多くの保護者・受験生が直面するのが、学力レンジと学費、そして出口戦略である大学合格実績の妥当性です。武相高校は現在、生徒の志向や学力レベルに応じた複数コース制を採用しており、かつての「一括りのスポーツ校」というイメージからは大きく変貌を遂げています。
最新の模試データ(神奈川県全県模試・首都圏大手進学塾集計)によると、学力を重視する特進コースの偏差値は51〜53前後、文武両道や多様な進路を目指す総合進学コース・スポーツ系クラスは42〜46前後に位置しています。公立校の併願先としては、港北エリアや東急東横線・横浜線沿線の中堅公立校(岸根高校、城郷高校、新羽高校など)の受け皿として確固たるポジションを保っています。
学費面では、初年度納入金が約95万〜105万円(入学金、授業料、施設設備費、諸会費の合計)となっており、神奈川県内の私立高校平均(初年度約98万円)と同水準です。国の高等学校等就学支援金や神奈川県独自の私立高校生徒学費補助金を適用することで、世帯年収に応じた実質負担額は公立高校と大きく変わらないケースが増加しています。
進学実績の内訳を精査すると、一般選抜で最難関国公立大学へ大量合格を果たす進学校タイプではなく、長年培った大学とのパイプを活かした指定校推薦および総合型選抜での手堅い大学進学が強みです。神奈川大学、東海大学、関東学院大学といった地元・首都圏の中堅総合大学への進学者がボリュームゾーンを形成しつつ、特進コースを中心に日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、さらには法政大学や明治大学などのGMARCHクラスへの進学実績を着実に積み上げています。