事態を重く見たいちから株式会社は、告発を受けて即座に内部調査を実施した。そしてデビュー告知からわずか数日後の2018年9月21日、公式発表を通じて真堂雷斗との契約解除を電撃的に公表したのである。
当時のいちから公式発表において明記された契約解除の理由は、「契約内容に対する重大な違反行為」および「著しく信用を失墜させる行為が確認されたため」という極めて厳格なものであった。運営側は本人へのヒアリングと事実関係の照合を行い、ネット上で指摘された疑惑の一部または重大な規約違反事実を本人が認めた、あるいは抗弁できない客観的証拠が存在したことを強く示唆している。
タレントマネジメントにおいて、疑惑浮上時に「一定期間の活動自粛」や「調査中の謹慎処分」を挟むのが通例である中、即座に解雇という最強硬の措置が取られた背景には、未成年保護に関わる重大な倫理的・法的リスクが存在していた。黎明期のにじさんじブランド全体を守り、所属ライバーやスポンサー企業への波及被害を最小限に食い止めるための、苦渋かつ迅速な経営判断であったといえる。