過酷な脱出劇の激しさから、一部のファンの間では「サリヴァンは死亡したのではないか?」という噂が囁かれたこともありました。結論から言えば、サリヴァンもヴォルフラムも生存しています。
イギリスへ亡命したサリヴァンは、女王ヴィクトリアに謁見。毒ガス製造の全貌を明かすことは避けつつも、卓越した科学知識を買われて英国王室の手厚い庇護を受ける身となりました。ロンドン市内に立派な屋敷兼研究所を与えられ、平穏な環境を取り戻しています。
さらに目を見張るのが、彼女の不屈の精神です。奪われた足を嘆くのではなく、自らの類まれなる工学・医学の才能を注ぎ込み、機械式の歩行補助器(からくり義足)を自力で開発。誰の手も借りずに自立歩行ができるまでに回復を遂げました。
原作のその後の展開(「青の教団編」など)においても、サリヴァンはシエルの最も頼れる協力者として登場。当時としては最先端すぎた「血液型」や「輸血」のメカニズムを瞬時に解明するなど、天才科学者として物語の謎解きに欠かせない重要ポジションを確立しています。