Web上や過去のSNS投稿には、現在では完全に仕様が変わって通用しなくなった古い情報が数多く残されています。編集部が実施した検証実験でも、誤った情報を信じて実行した結果「相手に既読がバレてしまった」という失敗例が頻発しています。
機内モードで読むとバレる理由
過去に広く拡散された「端末を機内モード(オフライン)にしてからDMを開き、アプリを強制終了して通信を戻せば既読がつかない」というテクニックは、現在のシステムでは完全に無効です。機内モードで読むとバレる理由は、Instagramアプリ内部に蓄積されたキャッシュデータと同期アルゴリズムにあります。
オフライン環境でチャットを開いた時点で、アプリのローカル領域に「閲覧完了フラグ」が書き込まれます。その後、機内モードを解除してネットワーク接続が復旧した瞬間、バックグラウンド通信によって保留されていた閲覧ログがMetaのサーバーへ瞬時に送信されます。結果として、通信再開と同時に相手側の画面には「既読」が表示されてしまうため、この手法に頼るのは極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
インスタDM未読に戻す機能の現在
もう一つの代表的な誤解が、「未読に戻す」操作です。プロアカウント(ビジネス/クリエイター)を利用している場合、受信トレイでスレッドを左スワイプすることで「未読にする」というコマンドが選択できます。
しかし、インスタDM未読に戻す機能の現在の仕様は、あくまで「自分自身の受信箱で、後で返信するための目印(青いドット)を付ける」ための整理ツールに過ぎません。一度相手側に送信された「既読」ステータスが相手の画面から消えて未読に戻ることは決してありません。この仕組みを勘違いし、「あとで返信しようとして未読に戻したから大丈夫」と思い込んでいると、相手側には「既読がついたのにずっと放置されている」と認識されてしまうため厳重な注意が必要です。