Q1:偏差値が低い私立歯学部でも、入ってから頑張れば歯科医師になれますか?
A1:制度上は可能ですが、統計的には極めて過酷な道です。下位大学では基礎学力不足から1〜2年次で留年する割合が高く、6年間ストレートで国家試験に合格できる確率は40〜50%程度にとどまります。高校レベルの理数系科目の基礎を固め直す覚悟と、1日何時間もの自学自習を継続できる強い自己管理能力が不可欠です。
Q2:東京科学大学の発足で、歯学部の序列や受験難易度は変わりましたか?
A2:国公立歯学部のトップブランドとしての地位がさらに盤石になりました。旧東京医科歯科大学が培ってきた世界水準の歯学研究力に、旧東京工業大学の工学・情報科学が融合することで、最先端の医工連携やデジタル歯科医療への期待値が高まり、理系最優秀層からの志願者が安定して集まっています。
Q3:将来性として「歯科医師過剰」は現在も深刻なのでしょうか?
A3:全国的な医院数自体はコンビニエンスストア並みに多い状況が続いていますが、近年は高齢の歯科医師の引退が進み、都市部と地方での偏在が問題になっています。単なる「虫歯治療」の需要は減少しているものの、高齢化に伴う訪問歯科診療や有病者歯科、小児期からの予防矯正など、需要が急拡大している成長分野も多く、専門性を磨いた歯科医の将来性は決して暗くありません。