鬼の舌震の散策を終えた後に欠かせないのが、奥出雲町が誇る豊かな食文化と温泉の探訪です。
渓谷トレッキングで心地よい汗を流した後は、名物の「出雲そば(割子そば)」を外すことはできません。奥出雲町は知る人ぞ知る良質な玄そばの産地であり、地元在来種である「横田小そば」を使用した十割そばを提供する名店が町内に点在しています。殻ごと挽き込む「挽きぐるみ」の黒々とした蕎麦は、芳醇な香りと力強いコシが特徴で、甘辛いつゆとの相性は抜群です。
また、日本一の評価を受けるブランド米「仁多米(にたまい)」のおにぎりや、清流で育まれたヤマメ・イワナの塩焼きなど、滋味豊かな郷土料理を味わえる道の駅「酒蔵奥出雲交流館」や周辺の食事処も見逃せません。散策の疲労を癒やすなら、松本清張の小説『砂の器』の舞台としても名高い「亀嵩温泉(かめだけおんせん)」や、肌触りの良いアルカリ性単純泉が魅力の「出雲三成温泉」への立ち寄り湯が最適なドライブルートを形作ってくれます。