環七の全貌を理解する第一歩は、起点と終点の位置関係を正確に把握することにある。多くのドライバーが環状道路を「円を描くエンドレスな道」と錯覚しがちだが、環七は完全な円環(ループ)ではなく、東京湾岸の両端を馬蹄形に結ぶ半環状の構造をとっている。
環状七号線起点終点マップにおける西側の起点は、東京都大田区平和島五丁目(国道131号・湾岸道路接続部付近)。ここから北上して目黒区、世田谷区、杉並区、中野区、練馬区、板橋区、北区、足立区、葛飾区を時計回りに貫き、東側の終点である江戸川区臨海町二丁目(葛西臨海公園近くの国道357号・首都高速湾岸線葛西出入口付近)へと到達する。全線で計11の特別区を跨ぐ、まさに東京メガロポリスの外縁を固める大動脈だ。
この長大な環状七号線ルートマップの要となるのが、都心から放射状に延びる主要幹線道路と交わる巨大結節点である。ドライバーが特に注意すべき主要な環状七号線交差点一覧の主要ポイントは以下の通りだ。
- 大田・品川・目黒エリア:大森東交差点(第一京浜)、馬込銀座交差点(第二京浜)、松原橋交差点(日本初のインターチェンジ形式立体交差)、南千束交差点(中原街道)、柿の木坂陸橋(目黒通り)
- 世田谷・杉並エリア:上馬交差点(国道246号・玉川通り)、若林交差点(世田谷線平面交差)、大原交差点(甲州街道・首都高4号線)、高円寺陸橋(青梅街道)
- 中野・練馬・板橋エリア:野方五丁目交差点(新青梅街道)、豊玉陸橋(目白通り)、板橋中央陸橋(川越街道)、板橋本町交差点(中山道・国道17号・首都高5号線)
- 北・足立エリア:神谷陸橋(北本通り)、西新井大師前交差点(尾久橋通り)、梅島陸橋(日光街道・国道4号)
- 葛飾・江戸川エリア:青戸八丁目交差点(水戸街道・国道6号)、奥戸陸橋(蔵前橋通り)、一之江一丁目交差点(京葉道路・国道14号)、臨海町交差点(湾岸道路・国道357号)
これらの交差点は、都心に向かう放射方向のクルマと、都心部への流入を避けて迂回する環状方向のクルマが激しく交錯する「交通の結節点」であり、同時に後述する大渋滞の発火点としても機能してしまっている。