お菓子ツリーの華やかさが強調される一方で、実際に導入した家庭からは予期せぬトラブルの声も上がっています。ネット上の「ただ吊るすだけで簡単」という情報を鵜呑みにすると、思わぬ失敗を招く危険性があります。
第一の盲点は、暖房器具によるチョコレートの溶解と室温管理です。リビングのエアコンの温風が直接当たる位置や床暖房の熱が伝わる場所にツリーを設置すると、オーナメント内のチョコレートやグミがパウチの中で溶け、変形・変色する事例が多発しています。特に海外製の輸入チョコレートは融点が低い傾向にあるため、直射日光とエアコンの直撃を避けた通風の良い場所に配置しなければなりません。
第二の盲点は、ペットや乳幼児による誤飲および枝の破損リスクです。キラキラした包装フィルムやリボンは、猫や犬にとって格好の標的となります。また、小さな子どもが無理に引っ張ることでツリー本体が転倒したり、プラスチックフィルムの切れ端を誤飲したりする事故が小児科や救急窓口に報告されています。下から50cmのエリアにはお菓子を配置せず、木製やフェルトの安全なオーナメントに限定するなどの「ゾーニング設計」が不可欠です。