Q1:濁った梅シロップを加熱殺菌すれば、小さな子どもでも飲めますか?
A1:はい、基本的には問題ありません。発酵によって生じたアルコールは沸点が約78.3℃であるため、70〜80℃で15分ほど加熱することで大部分が揮発します。ただし、極めてアルコールに敏感なお子様や乳幼児に与える場合は、シロップをしっかりと沸騰直前まで煮切るか、加熱調理用の調味料として使用することをおすすめします。
Q2:シロップが濁ったまま加熱殺菌せず、放置するとどうなりますか?
A2:放置し続けると酵母菌が糖分を消費し尽くし、最終的にはアルコール度数の高い「濁り梅酒」のような状態になります。さらに放置すると、空気中の酢酸菌が働いて酸味の強い「梅酢」へと変化し、シロップ特有の甘みが失われてしまいます。また、密閉容器の場合は炭酸ガスの圧力で瓶が破損・爆発する危険性があるため、放置は厳禁です。
Q3:加熱殺菌をした後、取り出した梅の実は再利用できますか?
A3:十分に再利用可能です。取り出した梅の実にはエキスと風味が凝縮されています。種を取り除いて果肉を細かく刻み、同量程度の砂糖とともに弱火で煮詰めることで、絶品の「自家製梅ジャム」を作ることができます。また、煮魚の臭み消しや豚の角煮のアクセントとして料理に活用するのも非常に効果的です。
Q4:冷凍した梅を使って仕込んだ場合でも、濁りや発酵は起きますか?
A4:一度冷凍した梅は細胞壁が破壊されているため、エキスの抽出速度が非常に早く、常温の生梅に比べて発酵するリスクは大幅に低くなります。ただし、室温が30℃を超えるような猛暑日や、清潔でない器具を使用した場合は冷凍梅であっても発酵・白濁することがありますので、油断せず毎日の観察と攪拌を継続してください。