プラムの旬は6月中旬から9月上旬にかけて訪れます。桜に似た白い花が散った初夏から、産地と品種をリレーしながら市場へ送り出されます。 農林水産省の果樹生産出荷統計によると、国内の主産地は山梨県が圧倒的で、全国収穫量の約35%〜40%を占めています。これに長野県、和歌山県、山形県、青森県が続き、各地の気候風土を活かした栽培が行われています。 特に山梨県(甲府盆地周辺や南アルプス市)における収穫カレンダーは、プラムの季節感を象徴するタイムラインです。
- 6月中旬〜7月上旬:トップバッターを務める極早生種「大石早生」。初夏を告げるみずみずしい酸味が特徴。
- 7月中旬〜7月下旬:果肉が鮮紅色に染まる「ソルダム」や、酸味が穏やかな「サンタローザ」が最盛期へ。
- 8月上旬〜8月中旬:大玉で濃厚な甘みを持つ高級品種「貴陽」や「太陽」が出荷のピークを迎える。
- 8月下旬〜9月上旬:晩生種である「秋姫(あきひめ)」がトリを飾り、秋の気配とともにシーズンが終了。
盆地特有の長い日照時間と昼夜の大きな寒暖差、水はけの良い扇状地という地理的アドバンテージが、果実に強い甘みと豊かな風味を凝縮させます。