実際に主要ジムチェーンの現場を調査すると、導入されている器具のメーカーや店舗コンセプトによってバーの選定基準が明確に分かれていることがわかります。
ゴールドジムのシャフト重さ:競技仕様への徹底したこだわり
ウエイトトレーニングの聖地として知られるゴールドジムのシャフト重さは、基本的に男子用20kg、女子用15kgの競技用オリンピックシャフト(IVANKOやELEIKO、UESAKAなど世界基準の一流ブランド)で統一されています。シャフトの端面(エンドキャップ)には正確な重量が刻印されており、スリーブの回転性やローレット(滑り止めのギザギザ)の加工精度も極めて高いため、狂いのない正確な重量を扱うことができます。
エニタイムのバーベル重量:店舗ごとの導入マシンによる個別差
全国に急拡大したエニタイムのバーベル重量については、導入ブランドが店舗オーナーや出店時期によって異なる点に注意が必要です。主力として導入されている「Life Fitness(Hammer Strength)」や「Precor」のパワーラックにあるオリンピックバーは公称20kg(約45ポンド)が標準です。
一方で、一部店舗のファンクショナルエリアや初心者向けラックには、軽量なショートバーや女性用15kgバーが混在している事例が報告されています。店舗スタッフへの取材や利用者の口コミでも、「別の店舗に行ったら同じプレート数なのに妙に軽く感じた」という声が寄せられており、利用するラックのバー刻印を確認する習慣が推奨されます。
チョコザップや公営体育館:スミスマシン主体の環境と重量感
手軽さを重視したライト層向けジムや公営ジムでは、安全対策からフリーウェイトのバーベルを置かずスミスマシンのみを配備しているケースが大半です。こうした施設では、バーの初動負荷が極端に軽く設定されていることが多く、一般的な20kgバーベルでの挙上記録とは直接比較できないケースが目立ちます。