このテストのルーツをたどると、今から1世紀前となる1924年のアメリカ・テキサス州ヒューストンにある名門私立「ライス大学(Rice University)」に行き着きます。当時、大学に入学したばかりの新入生たちが、4年間の学生生活を通じてどれだけ社会経験を積み、大人へと成長していくのかを記録・追跡するための意識調査として考案されたのが、ライス大学の純潔度テストの由来です。
元々は学内新聞や学生コミュニティの間で受け継がれていた伝統的なアンケートでしたが、インターネットの普及とともにデジタル化され、全米の大学生の間で通過儀礼のような位置づけで広まりました。時代の移り変わりに合わせてドラッグや飲酒文化、現代のデジタル恋愛事情などを反映した設問のアップデートが重ねられ、現在では国境を越えて親しまれる純潔度診断テストの代名詞となっています。
近年SNSで再燃している背景には、自分のキャラクターや価値観を手軽に可視化してフォロワーと共有したいという自己開示欲求があります。友人同士で点数を競い合ったり、恋人同士で過去の経験値を照らし合わせたりするコミュニケーションツールとして機能している点が、爆発的な拡散力の源泉です。